妻越村
つまごしむら
[現在地名]旭志村新明
合志川上流域、高永村の東にある。合志川は、この辺りで小原川(二鹿来川)を合せて水量を増し、水田が開ける所である。天正一〇年(一五八二)五月一〇日の合志親為安堵状写(厳照寺文書)に「合志郡之内妻越村」とみえ、合志親為は当村内にある三反三畝の竹迫山王社(現合志町)領の保護を坂本孫六に命じた。慶長九年(一六〇四)九月の検地帳によると屋敷持一七人で、田一八町二反、畠・屋敷合一九町一反余、分米三七七石六斗余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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