姉貴(読み)あねき

精選版 日本国語大辞典 「姉貴」の意味・読み・例文・類語

あね‐き【姉貴】

〘名〙 (「あねぎみ(姉君)」の変化した語か。「貴」は当て字)
① 姉を敬って、また、親しんでいう語。ねえさん。
※類従本仙源抄(1381)「いぬき。犬公也〈略〉世俗にあねき、をぢきと云同心」
※鱧の皮(1914)〈上司小剣〉七「お前の酒飲むことは、姉貴も薄々知ってるが」
② 女が、他の者より年上であること。また、その女。

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デジタル大辞泉 「姉貴」の意味・読み・例文・類語

あね‐き【姉貴】

姉を敬って、または、親しんでいう語。
遊び人仲間などで、年上の女を敬っていう語。
[補説]「あねぎみ」の音変化か。「貴」は当て字。
[類語]姉さん姉御姉ちゃんお姉さんお姉ちゃん姉上実姉義姉兄嫁長姉次姉亡姉愚姉令姉賢姉

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