姉御(読み)アネゴ

デジタル大辞泉 「姉御」の意味・読み・例文・類語

あね‐ご【姉御/×姐御】

姉を敬っていう語。
博徒などの親分・兄貴分の妻や情婦。また、女親分。
[類語]姉貴姉さん姉ちゃんお姉さんお姉ちゃん姉上実姉義姉兄嫁長姉次姉亡姉愚姉令姉賢姉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「姉御」の意味・読み・例文・類語

あね‐ご【姉御・姐御】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接尾語 )
  2. 姉を敬っていう語。姉御前(あねごぜ)。姉上。
    1. [初出の実例]「まことに不思議の夢なり、あねごは知らせたまふべし」(出典:曾我物語(南北朝頃)二)
  3. 女を親しみ敬って呼ぶ語。
    1. [初出の実例]「おれは明年十四になる、しにせうすらうあぢきなや。あねこへ申候。あねの思出にあねこのとのごが所望なの」(出典:歌謡・宗安小歌集(1599‐1615頃か))
  4. やくざ仲間などで、親分、兄貴分の妻、または、女親分をいう語。
    1. [初出の実例]「どやのかかあねごあねごとたてられる」(出典:雑俳・柳多留‐一一(1776))

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