日本歴史地名大系 「姫川村」の解説 姫川村ひめがわむら 和歌山県:東牟婁郡古座町姫川村[現在地名]古座町姫川重畳(かさね)山の南西、鬮野(くじの)川の上流に位置し、四方は山に囲まれる。南は山を隔てて姫村に接する。村の名は重畳山に鎮座する滝姫(たきひめ)神社(重山神社)にちなむとされ、「続風土記」は「近郷に重山といふありて滝姫神社鎮り坐せり、其山より出る谷川なるを以て姫川といひ」と記す。慶長検地高目録によると村高一五石余。古座組に属し、「続風土記」に家数六、人数二三とあり、海辺に位置する姫村は、当村の漁業従事者が開拓したものと記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by