日本歴史地名大系 「姫江本庄・姫江新庄」の解説 姫江本庄・姫江新庄ひめのえほんしよう・ひめのえしんしよう 香川県:三豊郡豊浜町姫江本庄・姫江新庄古代苅田(かりた)郡姫江郷(和名抄)の郷名をつぐ。遺称地は不明であるが、建長八年(一二五六)の柞田庄四至示注文(続左丞抄)には柞田(くにた)庄の南限に姫江庄がみえ、庄内に萩原(はぎわら)村(応永一六年六月二四日「吉清寄進状」地蔵院文書)があることなどから、現豊浜町の北部から大野原(おおのはら)町の平地部一帯に推定される。姫浜(ひめはま)や中姫(なかひめ)(現大野原町)は庄名の名残であろうか。安元二年(一一七六)の八条院領目録(山科家古文書)に庁分御庄として姫江本庄、蓮華心(れんげしん)院(跡地は現京都市左京区)御庄として姫江新庄がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by