続左丞抄(読み)ぞくさじょうしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「続左丞抄」の意味・わかりやすい解説

続左丞抄
ぞくさじょうしょう

太政官文書を預る重職にあった壬生 (みぶ) 家伝来の古文書類。天暦2 (948) 年より元禄7 (1694) 年までのもの。壬生家では,以前『類聚符宣抄』 (一名『左丞抄』) として太政官符宣旨を編纂したことがあるので,これらの古文書を一緒に『国史大系』に収めた際,かりに『続左丞抄』と名づけた。内容は,江戸時代の前期に壬生季連が整理して写し直した『新写古文書』とほぼ同じであるが,現在壬生家の文書記録が宮内庁書陵部に襲蔵されているので,『国史大系』では,できるだけ原文書によっている。なお,原文書は『壬生新写古文書底本』として収められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む