事典 日本の地域ブランド・名産品 「姫路若菜」の解説
姫路若菜[葉茎菜類]
ひめじわかな
主に姫路市で生産されている。明治時代から姫路市飾磨区・広畑区で栽培されており、ハウス栽培のない時代に冬に露地で栽培できる貴重な葉物野菜であった。1945(昭和20)年頃、障子紙による施設栽培方式が導入され、安定的な栽培が可能となった。1955(昭和30)年頃にかけて最盛期を迎えたが、その後ビニールハウスが広がり、他品種の栽培に移り変わっていった。葉は淡緑色の丸葉でつやがあり、茎は白くやわらかい。12月〜3月に収穫され、油炒めや漬物などに利用される。ひょうごの伝統野菜。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報