来歴(読み)ライレキ

デジタル大辞泉 「来歴」の意味・読み・例文・類語

らい‐れき【来歴】

物事のそれまで経てきた次第。由緒。由来。「名画来歴を調べる」「故事来歴
人の経歴履歴。「半生来歴を語る」
[類語]いわれ由緒由来故事縁起歴史沿革変遷道程歴程足跡そくせき歩み年輪因縁来由成り立ちルーツ始まる因る

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精選版 日本国語大辞典 「来歴」の意味・読み・例文・類語

らい‐れき【来歴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事がそれまで経過してきた次第。由来。
    1. [初出の実例]「武士共は敢て其来歴(らいレキ)を知らず。思咎る事も無りけり」(出典太平記(14C後)四)
    2. [その他の文献]〔滄浪詩話‐詩法〕
  3. 人の履歴。経歴。
    1. [初出の実例]「Chronici〈略〉デンキ、raireqiuo(ライレキヲ) キロク スル モノ」(出典:羅葡日辞書(1595))
  4. これまでのしきたり前例

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普及版 字通 「来歴」の読み・字形・画数・意味

【来歴】らいれき

由来がある。〔甌北詩話、十一〕(黄山谷の詩)劉得、詩を論じて謂ふ、來無きの字は、輩未だ嘗(かつ)て用ひず。孫老も亦た謂ふ、杜(甫)詩、一字として來無きもの無しと。

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