婆娑羅絵(読み)バサラエ

デジタル大辞泉 「婆娑羅絵」の意味・読み・例文・類語

ばさら‐え〔‐ヱ〕【婆×娑羅絵】

扇・うちわ絵馬などに描いた自由奔放な風流画。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「婆娑羅絵」の意味・読み・例文・類語

ばさら‐え ‥ヱ【婆娑羅絵】

〘名〙
① 自由奔放な風流画。主として扇、うちわ、絵馬などに描いたもの。
太平記(14C後)二九「霊仏霊社の御手向、扇団扇のばさら絵(エ)にも」
② 特に、春画のこと。
浄瑠璃・狭夜衣鴛鴦剣翅(1739)四「いくさにたつにはばさらゑを、見るがこれいぞ女ぼうきたれ」

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