デジタル大辞泉
「婚衣」の意味・読み・例文・類語
こん‐い【婚衣】
一部の鳥の繁殖期だけにみられる美しい羽色。一般に雄のほうに著しい。婚羽。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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こん‐い【婚衣】
- 〘 名詞 〙 一部の鳥類で繁殖期だけに見られる羽色。このような鳥では一般に非繁殖期には保護色的な羽色をしており、それがよく目立つものに変わる。しばしば派手な色を伴う。極楽鳥(=風鳥)の雄などに著しい。オオジュリンやユリカモメの雄などの夏羽も婚衣に含まれる。婚羽。生殖羽。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の婚衣の言及
【婚姻色】より
…鳥類では,繁殖期に入る前の換羽によって,雄がしばしばきわめてはでな羽毛をまとうものが多い。これも婚姻色の一種であるが,単なる皮膚の着色ではないためとくに婚衣nuptial plumageとよばれる。 繁殖期の到来に伴って精巣が発達,成熟し,その結果雄性ホルモン分泌がさかんとなって,色素形成,羽毛形成に変化が起こり,婚姻色や婚衣が生ずることは,実験的にもたしかめられている。…
※「婚衣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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