夏羽(読み)ナツバネ

精選版 日本国語大辞典 「夏羽」の意味・読み・例文・類語

なつ‐ばね【夏羽】

  1. 〘 名詞 〙 春の換羽のあとの、繁殖期の鳥の羽。冬羽に比べ、特に雄では派手なものが多い。
    1. [初出の実例]「ゆりかもめは、〈略〉夏羽は頭が珈琲褐色で、眼のまはりに白い輪がある」(出典:随筆たぬき汁(1941)〈佐藤垢石〉みやこ鳥)

なつ‐ば【夏羽】

  1. 〘 名詞 〙なつばね(夏羽)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「夏羽」の意味・わかりやすい解説

夏羽
なつばね

鳥が春から夏にかけての繁殖期にもつ羽毛をいう。生殖羽とほぼ同義であるが、冬に生殖羽となるものも多く、かならずしも一致するわけではない。

[樋口広芳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android