嫌気性堆積物(読み)けんきせいたいせきぶつ(その他表記)anaerobic sediment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「嫌気性堆積物」の意味・わかりやすい解説

嫌気性堆積物
けんきせいたいせきぶつ
anaerobic sediment

酸素の少い還元性環境における堆積物。水の循環流通が悪い静かな湖や内湾水底などでは,遊離酸素のない還元性の環境となり,硫化水素メタンガスを発生する。普通の底生生物は生存しえず,堆積物は黒色泥であることが多く,有機物質に富む。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android