普及版 字通 「嫖」の読み・字形・画数・意味
嫖
14画
[字訓] すばやい・かるい・みだら
[説文解字]
[字形] 形声
正字は(ひよう)に従い、声。は屍(しかばね)を焚(や)く象。その強い火勢によって、ものの挙することを票という。〔説文〕十二下に「輕きなり」とするが、すばやい身のこなしをいう。遊妓に軽捷(けいしよう)のものが多く、遊廓に遊ぶものを嫖客といい、妓館を嫖館という。
[訓義]
1. すばやい、すばやい身のこなし、かるい。
2. みだら、妓女。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕嫖 カロシ
[語系]
嫖・・剽・飄phiは同声。みな軽挙・便捷の意がある。〔広韻〕に「嫖は身の輕なる皃なり」とみえる。
[熟語]
嫖記▶・嫖客▶・嫖子▶・嫖舎▶・嫖唱▶・嫖▶・嫖▶・嫖姚▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報