嬉村(読み)うれしむら

日本歴史地名大系 「嬉村」の解説

嬉村
うれしむら

[現在地名]富田林市嬉

錦部にしごり郡に属し、北は横山よこやま村、西はいち村・向野むかいの(現河内長野市)、南は長野ながの(現同上)。石川東岸の金胎寺こんたいじ(二九六・五メートル)西麓にある。字地の高木は「河内志」の「嬉属邑一」にあたると考えられる(大阪府全志)。中世宇礼志うれし庄の地。天正一三年(一五八五)三月一九日の羽柴秀吉判物(加藤文書)に「河内国錦部郡内宇礼志村・錦部村合四百参拾四石事」とみえ、加藤清正に当村の一部が宛行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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