出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
京都府相楽郡和束(わづか)町にある真言宗醍醐(だいご)派の別格本山。鷲峯山(じゅぶせん)と号する。676年(天武天皇5)役行者(えんのぎょうじゃ)の開基と伝え、越智泰澄(おちたいちょう)が722年(養老6)伽藍(がらん)を建立して以来、当寺において良弁(ろうべん)、行基(ぎょうき)、鑑真(がんじん)、空海(くうかい)、最澄(さいちょう)などの高僧が修行をしたといわれる。その後、1331年(元弘1)後醍醐(ごだいご)天皇が登山したため、兵火にかかり衰退した。1826年(文政9)良寛が中興となり、諸堂を再建。現在、境内には1298年(永仁6)建立の多宝塔(国の重要文化財)、大師堂など諸堂がある。寺宝の本尊木造弥勒菩薩坐像(みろくぼさつざぞう)、銭弘俶(せんこうしゅく)八万四千塔1基は国の重要文化財。当寺は役行者開基のため、古来から修験道(しゅげんどう)の霊場とされ、多くの霊跡がある。
[眞柴弘宗]
…山地斜面を利用した茶の栽培が盛んで,とくに煎茶の主産地として知られ,林業も行われる。鷲峰山山頂近くにある金胎(こんたい)寺は,山岳霊場として古くから開かれたと伝え,大和大峰山に対して〈北大峰〉と呼ばれた。境内は国の史跡。…
※「金胎寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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