家庭医学館 の解説
こどものすいみんじむこきゅうしょうこうぐん【子どもの睡眠時無呼吸症候群】
おとなは、肥満や軟口蓋(なんこうがい)の形態異常が原因となりますが、子どもは、そのほとんどがアデノイド増殖(ぞうしょく)と口蓋扁桃肥大(こうがいへんとうひだい)によって生じています。
子どもなのに、おとなのように大きないびきをかく場合は、無呼吸を生じていないか注意してください。
軽度のいびきや、ある程度の無呼吸であれば心配ありませんが、頻回に無呼吸が生じる場合は、子どもの成長発達に悪影響が出ることがありますので、耳鼻咽喉科(じびいんこうか)の診察を受ける必要があります。
たいていは、手術をしてアデノイドや口蓋扁桃を取り除くことで、症状が劇的に改善します。