子抱村(読み)こだきむら

日本歴史地名大系 「子抱村」の解説

子抱村
こだきむら

[現在地名]岩手町子抱

曲流する北上川に東と南を囲まれ、南西端の落合おちあい一方井いつかたい川が北上川に合流する。南は永井ながい(現玉山村)、北は五日市いつかいち村・久保くぼ村。小滝村と記されることも多く、「雑書」慶安四年(一六五一)六月一八日条に「北上川通小滝より下鵙逸御簗共、当年中御運上」とあり、寛文三年(一六六三)一〇月二二日条に「鹿角新遠部杉山より取出候材木、岩手之内小滝村右京屋敷之前ニ誂指置候内、八月廿六日之夜鹿料十枚被盗」とみえる。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付に小滝村とみえ、蔵入高二石余、七ヵ年平均の免九分五毛。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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