季布の一諾(読み)きふのいちだく

故事成語を知る辞典 「季布の一諾」の解説

季布の一諾

絶対に信頼のおける、堅い約束のたとえ。

[由来] 「史記季布伝」に載せるエピソードから。紀元前三世紀の終わり、中国という国の武将、季布は、非常に信義を重んじ、言ったことは必ず実行する人物でした。そのため、楚の人々は「黄金一〇〇金を手に入れるよりも、『季布の一諾(季布が一言承諾してくれること)』の方がありがたい」とうわさし合った、ということです。

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