デジタル大辞泉
「一言」の意味・読み・例文・類語
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いち‐ごん【一言】
① (━する) ひとこと。短いことば。また、それを言うこと。いちげん。一語。
※
太平記(14C後)六「一言
(いちゴン)をも出さず、只、涙に咽
(むせ)んで」 〔
春秋左伝‐昭公三年〕
② 転じて、ひとことで示された言葉。
※日蓮遺文‐立正観鈔(1274)「此両種真如、只一言妙法有」 〔
韋応物‐酬閻員外陟詩〕
ひと‐こと【一言】
〘名〙
※
唱歌・蛍の光(1881)「ちよろづの、
こころの
はしを、ひとことに、さきくとばかり、うたふなり」
② わずかのことば。短いことば。ちょっと言うこと。いちごん。
※
古事記(712)下「吾は悪事
(まがこと)も一言
(ひとこと)、善事
(よごと)も
一事、言離の神、
葛城の一言主
(ひとことぬしの)大神ぞ」
いち‐げん【一言】
※
申楽談儀(1430)
勧進の
舞台、翁の事「南阿彌陀仏一げんによりて、清次出仕し、せられしより」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「一言」の読み・字形・画数・意味
【一言】いちげん
ひとこと。〔左伝、僖二十八年〕楚は一言にして三國を定め、我は一言にして三國を失ふ。我は則ち禮無し。何を以て戰はんや。字通「一」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報