孤竹(読み)こちく

精選版 日本国語大辞典 「孤竹」の意味・読み・例文・類語

こ‐ちく【孤竹】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. たった一本だけ生えている竹。
      1. [初出の実例]「金井梧桐雖揺落、庭前孤竹不寒」(出典経国集(827)一三・看落葉応令〈滋野善永〉)
    2. 竹笛(たけぶえ)
      1. [初出の実例]「羌戎情因孤竹奏、楚人思附七糸伝」(出典:菅家文草(900頃)六・春日行幸神泉苑同賦花間理管絃)
      2. [その他の文献]〔張協‐七命〕
  2. [ 2 ] 中国、殷(いん)の時代、河北にあった国の名。伯夷叔斉故事で知られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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