宇佐美桂一郎(読み)ウサミ ケイイチロウ

20世紀日本人名事典 「宇佐美桂一郎」の解説

宇佐美 桂一郎
ウサミ ケイイチロウ

明治・大正期の応用化学者 九州帝大教授



生年
明治7年3月4日(1874年)

没年
昭和2(1927)年7月27日

出生地
愛知県名古屋市

学歴〔年〕
東京帝大工科大学応用化学科〔明治33年〕卒,東京帝大大学院酒精製造専攻

学位〔年〕
工学博士〔明治44年〕

経歴
明治33年東京帝大工科大学を卒業して大学院に進む。36年同大講師となり、37年教授に就任、火薬学講座を担当。41年欧米に留学し、43年帰国。44年新設の九州帝大工科大学教授となり、昭和2年まで応用化学を担当した。アルコール製造の研究で知られた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宇佐美桂一郎」の解説

宇佐美桂一郎 うさみ-けいいちろう

1874-1927 明治-大正時代の応用化学者。
明治7年3月4日生まれ。37年母校東京帝大工科大の教授。欧米留学ののち,44年新設の九州帝大工科大教授となる。アルコール製造の研究で知られた。昭和2年7月27日死去。54歳。愛知県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android