宇治香(読み)うじこう

精選版 日本国語大辞典 「宇治香」の意味・読み・例文・類語

うじ‐こううぢカウ【宇治香】

  1. 〘 名詞 〙 香道の組香の名。源氏物語宇治十帖での主人公薫大将匂宮、霞・霧の記述題材としている。専用の香札を用いる。
    1. [初出の実例]「水のけふりも霞む宇治香(カウ)季吟〉」(出典:俳諧・紅梅千句(1655)一)

宇治香の補助注記

香四種を使用する。試香のある二種(桜・楓)は各四包、試香のない二種を三包と一包。これら十二包を二包ずつ六組にして前後を保って(た)く。二ごとにそれらの組を聞き分けて、桜、楓、霞、霧、匂宮、薫大将の香札で答える。なお、桜、楓各四包のみで行なう方式もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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