宇津々村
うつつむら
[現在地名]本匠村宇津々
笠掛村の北西にあり、番匠川の支流波寄津川沿いの山間に集落が点在。波寄津川は冠岳(六一七・五メートル)に発し、地内長ノ分で番匠川に合流する。慶長一六年(一六一一)の中野村指出帳(佐伯藩政史料)に村名がみえ、高九〇石余。元禄郷帳・天保郷帳などでは中野村に含まれたと思われる。享和三年(一八〇三)の郷村仮名付帳(佐伯藩政史料)では中野村の枝郷とみえ、地内に津留・山口・勇夫(由布)・久保野前(久保ノ前)・長野分(長ノ分)がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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