宇津村(読み)うづむら

日本歴史地名大系 「宇津村」の解説

宇津村
うづむら

[現在地名]大洲市菅田町宇津すげたちよううづ

大洲市の東南部、ひじ川と南からの支流八河やこう川とに挟まれた標高五〇―二五〇メートルの高地村。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)喜多きた郡の項に「宇津村 茅山有、川有」とある。大洲藩領。元文五年(一七四〇)の「大洲秘録」によれば、「米・大豆・茅・蜀黍・蕨・蕨粉・わらび縄・薪・鮎」の土産がある。明治初年の「伊予国喜多郡地誌」によれば、戸数二三一、人口一千二七、田三二町六反余、畑六二町五反余、山一九八町五反余、特産に櫨一万貫、蝋六千五〇〇斤、楮五〇〇丸、茶一千斤などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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