宇良部岳(読み)うらぶだき

日本歴史地名大系 「宇良部岳」の解説

宇良部岳
うらぶだき

祖内そない集落の南方約一・五キロにある標高二三一・二メートルの山。与那国島の最高峰。地質は新第三紀中新世の八重山層群で、厚層頁岩と砂岩・シルト岩互層が主体をなす。北西―南東方向、北東―南西方向に走る四つの断層線に囲まれた地塁状の地形をなし、特異な山容を示す。山頂部にはウラジロガシ群落がみられ、中腹部はイタジイ群落に覆われる。県指定天然記念物ヨナグニサンの主要生息地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報