与那国町(読み)よなぐにちよう

日本歴史地名大系 「与那国町」の解説

与那国町
よなぐにちよう

面績二八・八八平方キロ

竹富たけとみ西表いりおもて島の西、日本最西端の島である与那国島一島からなる八重山郡の自治体。西方約一一〇キロに台湾島がある。与那国島は崇禎元年(一六二八)八重山が三間切制に移行したときに大浜ほーま間切与那国どうなん村として把握されたが、遠隔地のため乾隆三三年(一七六八)以降、間切に属さない特別行政区として明治に至った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「与那国町」の意味・わかりやすい解説

与那国〔町〕
よなぐに

沖縄県西部,八重山諸島与那国島にある町。 1947年町制。町名は島名による。日本の最西端に位置し,米作サトウキビの栽培,製糖漁業畜産が行われる。伝統工芸の与那国織泡盛特産。過酷な人頭税を物語る久部良割 (くぶらばり) ,人舛田 (とんぐだ) などの史跡がある。「与那国島の祭事の芸能」は重要無形民俗文化財。リュウキュウキンバト (天然記念物) と世界最大のガの1種,ヨナクニサンが生息する。石垣島との間に空路海路の定期便がある。面積 28.90km2。人口 1676(2020)。

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