宇輪台遺跡(読み)うわだいいせき

日本歴史地名大系 「宇輪台遺跡」の解説

宇輪台遺跡
うわだいいせき

[現在地名]福島市松川町水原

笹森ささもり山から東へ延びる丘陵の平坦面および斜面に位置する。福島市を代表する縄文時代前期前葉の遺跡として知られる。

昭和二六年(一九五一)・平成二―三年(一九九〇―九一)発掘調査された。平成二年―三年の調査で、保存状態が良好な大型竪穴住居跡を含む二四棟の縄文時代前期の住居跡(大木2a式・2b式期)、縄文時代中期の住居跡九棟、うち複式炉を伴う竪穴住居跡八棟(大木10式期)、落し穴状土坑二八基、屋外焼土跡四二が発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android