最新 地学事典 「守門火山」の解説
すもんかざん
守門火山
Sumon volcano
新潟県中部,鳥海火山帯の南部に位置する約2.4Ma~1.8Maに活動した成層火山。基底直径約12km, 標高1,538m, 比高約1,200m。開析が進み,馬蹄形侵食カルデラ地形が発達する。基盤は新第三紀の緑色凝灰岩・流紋岩・砂岩・泥岩からなる。噴出物はカルクアルカリ岩系の安山岩(SiO2 54~64%)で,初期には山体北部の番屋山を構成する黒雲母石英角閃石安山岩質溶岩,中期には山体下部を構成する複輝石角閃石安山岩・複輝石石英角閃石安山岩質火砕流および溶岩,後期には山体上部を構成する角閃石複輝石安山岩・複輝石安山岩・かんらん石複輝石安山岩質溶岩が卓越し,末期にはかんらん石と石英斑晶が共存する。侵食カルデラ内の岩石は硫気変質が著しい。
執筆者:赤石 和幸・茅原 一也・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

