安ら(読み)ヤスラ

デジタル大辞泉 「安ら」の意味・読み・例文・類語

やす‐ら【安ら】

[形動ナリ]穏やかなさま。
小頸こくび―にまし着せめかも」〈催馬楽夏引

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関連語 老婆 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「安ら」の意味・読み・例文・類語

やす‐ら【安ら】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「ら」は接尾語 ) ゆったりと気持がよいさま。平安であるさま。
    1. [初出の実例]「汝(まし)麻衣(あさぎぬ)も 我が妻(め)の如く 袂よく 着よく肩よく 小頸也須良(ヤスラ)に 汝着せめかも」(出典:催馬楽(7C後‐8C)夏引)
    2. 「老婆が身は恙なく、今日まで安全(ヤスラ)に日を送るにも」(出典:人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)四)

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