安見知る(読み)ヤスミシル

デジタル大辞泉 「安見知る」の意味・読み・例文・類語

やすみ‐しる【安見知る/八隅知る】

[枕]《「やすみしし」に当てた「知」を「しる」と読んでできた語》「わが天皇すべらき」「わが大君」にかかる。
「―わが天皇御代にこそさか井の村の色も澄みけれ」〈玉葉集・賀〉

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精選版 日本国語大辞典 「安見知る」の意味・読み・例文・類語

やすみ‐しる【安見知・八隅知】

  1. ( 上代枕詞「やすみしし」に当てた漢字の「知」を「しる」とよんでできたもの ) 「我が大君」「我が天皇(すべらぎ)」にかかる。
    1. [初出の実例]「やすみしる我が大君の御代にこそいとど安良の里も富ぬれ」(出典:顕輔集(1155頃))

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