朝日日本歴史人物事典 「安達安子」の解説
安達安子
生年:天保6.10.12(1835.12.1)
明治期の教育者。加賀(金沢)藩士山内信一の長女。母は石川氏。同藩の安達幸之助(大村益次郎の鳩居堂塾頭,大村と共に徴兵制に反対する刺客に襲われ死去)と結婚。明治5(1872)年石川県令の内命により金沢女学校を創立。9年京都府女学校権舎長。14年より東京女子師範(お茶の水女子大)の舎監,教諭として女子教育に従事。退官後,京都で東亜仏教婦人会を起こし,貧民子女のために京都に慈愛手芸女学校を創立。<参考文献>桜蔭会発行『安達安子先生』
(高橋阿津美)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報