最新 地学事典 「安達-愛島テフラ」の解説
あだちめでしまテフラ
安達-愛島テフラ
Adachi-Medeshima tephra
宮城県仙台市西方20kmの安達火山を給源とするデイサイト質降下軽石。給源付近では厚さ20mに達する白色の発泡のよい軽石層からなるが,ほとんどは風化して黄色となる。カミントン閃石を含むのが特徴。中川久夫ほか(1960)により,名取市愛島付近を模式地として愛島火山灰層と命名され,主体をなす軽石層は蟹澤聰史ほか(1986)により「安達-愛島軽石」と改称。更新世後期の噴出と考えられ,下末吉面相当の台の原段丘を覆い,Aso-4テフラに覆われる。ESR年代やFT年代は83,000~54,000年BPを示す。
執筆者:蟹澤 聰史
参照項目:安達火山
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

