カミントン閃石
かみんとんせんせき
cummingtonite
カミントン閃石(データノート)
かみんとんせんせきでーたのーと
カミントン閃石
英名 cummingtonite
化学式 (Mg,Fe)7Si8O22(OH)2
少量成分 Mn
結晶系 単斜
硬度 6
比重 3.2~3.5
色 暗緑,灰緑,褐,白,灰
光沢 ガラス
条痕 白
劈開 二方向に完全
(「劈開」の項目を参照)
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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カミントンせんせき
カミントン閃石
cummingtonite
化学組成□Mg2Mg5Si8O22(OH)2の鉱物。角閃石上族,(OH-F-Cl)族,Mg-Fe-Mn亜族に属する直閃石(直方晶系,空間群Pnma)・プロト直閃石(直方晶系,空間群Pnmn)と多形をなす。Mg2をMn2で置換されたものは,単斜末野閃石という。カルシウム角閃石やアルカリ角閃石とは高温で限定的に固溶し,低温で離溶((101),(100)離溶ラメラをもつ)。単斜晶系,空間群C2/m,格子定数a~0.95nm, b~1.81, c~0.53, β~102°,単位格子中2分子含む。肉眼では淡緑~緑色,長柱状または針状結晶,しばしば針状あるいは繊維状結晶の集合体として産出。アスベスト状のカミントン閃石をアモサイト(amosite)やモンテサイト(montasite)と呼ぶことがある。比重3.2~3.4。薄片中の色は無色~淡緑,屈折率α1.63~1.65, γ1.65~1.68,光軸面(010),2Vz~65°~90°, c∧Z~15°~21°。多色性X・Y=無色,Z=淡緑色。カミントン閃石は角閃岩相の変成岩・斑れい岩や閃緑岩・デイサイトなどに広く産する。しばしばホルンブレンドと共生。まれに直閃石と共生することがある。米国マサチューセッツ州Cummingtonの地名に基づく。
執筆者:冨田 克敏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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