宍戸氏屋敷跡(読み)ししどしやしきあと

日本歴史地名大系 「宍戸氏屋敷跡」の解説

宍戸氏屋敷跡
ししどしやしきあと

[現在地名]熊毛町大字安田 追迫

天王てんのう山の岡にあり、近世小松原こまつばら村・安田やすだ村を中心に清尾せいのお樋口ひぐち八代やしろはらの各村にわたって所領をもった毛利氏の一門宍戸氏の屋敷跡。小松原・安田辺りを三丘みつおとも称したことから、宍戸氏は三丘様ともよばれた。

慶長八年(一六〇三)以後四千二〇〇石の給地を与えられていた毛利讃岐守元政に代わって、寛永二年(一六二五)宍戸広匡が牟礼むれ(現防府市)より移封、小松原・安田を中心に一万三千三二九石を与えられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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