宗像利吉(読み)ムナカタ リキチ

20世紀日本人名事典 「宗像利吉」の解説

宗像 利吉
ムナカタ リキチ

明治〜昭和期の農事指導者 福島県煙草耕作組合連合会会長。



生年
明治7年12月(1874年)

没年
昭和33(1958)年2月23日

出生地
福島県田村郡大越村

経歴
早くから農事改良を志し、生地・福島県田村郡の特産品である松川葉煙草の栽培法を研究。大正8年大越煙草耕作組合長となったのを皮切りに、煙草耕作組合関係の要職を歴任した。また、村に農村娯楽場や煙草神社を建設し、農民の精神面での世話も行った。昭和11年には8時間労働と合理的な農業経営・新しい農事指導者の育成を目指し、宗像農場を設立。13年福島県煙草耕作組合連合会会長に就任するとともに煙草耕作組合中央会副会長を兼任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宗像利吉」の解説

宗像利吉 むなかた-りきち

1874-1958 明治-昭和時代の農事指導者。
明治7年12月生まれ。福島県田村郡大越村の人。農業立村をめざし,松川葉タバコの栽培法を研究。宗像農場をひらいて1日8時間労働と合理的経営を実践し,農村の近代化と指導者の養成につとめた。県煙草耕作組合連合会会長。昭和33年2月23日死去。83歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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