宗江寺町(読み)そうこうじまち

日本歴史地名大系 「宗江寺町」の解説

宗江寺町
そうこうじまち

[現在地名]金沢市瓢箪町ひようたんまち

西御坊にしこぼう町の東に位置し、東は塩屋しおや町に続き、南は武家地を隔てて外総構堀に至る。両側町の地子町。町名はかつて当地に所在した寺院宗江寺にちなむ。宗江寺は慶長一七年(一六一二)明庵の開基塩屋町拝領地を受け、万治二年(一六五九)小立野こだつのに移った(三州寺号帳)。この宗江寺跡地に町立てされたもので、享保町絵図には、当該地域は「ヒヤウタン町」と表示されている。文化八年(一八一一)の金沢町絵図名帳には宗江寺町とみえ、肝煎は冬助、組合頭は松任屋藤七(横安江町居住)、家数三三(うち武家三)、地子高六四四歩一尺。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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