宗近柳国村(読み)むねちかやなくにむら

日本歴史地名大系 「宗近柳国村」の解説

宗近柳国村
むねちかやなくにむら

[現在地名]黒瀬町宗近柳国

小多田おただ村の西に位置し、南北に細長い村。北と南は山地でその間の平地黒瀬川がほぼ西流する。北は馬木うまき(現東広島市)、南は下垣内しもかいち(現豊田郡安浦町)に接する。

「芸藩通志」によれば、「此村もと二村を併せしと見ゆ、慶長年中までは宗近村・養州村と書しが、いつの頃よりか柳国の字に改めしとなり」とある。元和五年(一六一九)の安芸国知行帳に高六二二石三斗とあり、「芸藩通志」は田畝六五町五段七畝余で高六二二・九九六石を記し、わずかに増石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 八幡宮 地名

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android