官品(読み)かんぼん

精選版 日本国語大辞典 「官品」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぼんクヮン‥【官品】

  1. 〘 名詞 〙 官位かんひん
    1. [初出の実例]「官品宜令員判官一人之例」(出典続日本紀‐養老元年(717)二月丙申)
    2. [その他の文献]〔沈約‐奏弾王源文〕

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普及版 字通 「官品」の読み・字形・画数・意味

【官品】かんぴん

官位等級。

字通「官」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の官品の言及

【九品官人法】より

…220年に曹操が没するや,子の曹丕(そうひ)(のちの魏の文帝)が後漢の献帝に迫って禅譲させ魏王朝を建てた際,漢の官僚を才能徳行に応じて新政府に吸収することを当面の目的として,魏王の尚書であった陳群(?‐236)の建議により実施され,その後も引きつづいて一般に官吏を登用するのに用いられた。 まず中央政府に一品から九品にいたる品階による九品官制をたて,漢代までの秩2000石といった秩数による等級に代え,これを官品と称した。つぎに地方の郡に中正という官をおき,その地方出身者の資格審査を委任し,その郡出身の現任官吏あるいは官吏志望者の才能徳行を調査し,その才徳に従って同じく一品から九品にわかって政府に報告させ,これを郷品と称した。…

※「官品」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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