日本歴史地名大系 「宜野座市」の解説 宜野座市ぎのざし 沖縄県:沖縄島北部宜野座村宜野座市一九四五年(昭和二〇年)から四六年に米軍政府が制定した沖縄島北部の住民収容地区名。当時、金武(きん)村のうちに含まれていた現在の字宜野座(ぎのざ)・字惣慶(そけい)にあたる。沖縄戦さなかの四五年五月頃から沖縄島中南部からの避難民が数多く収容されたため、宜野座集落・惣慶集落、惣慶を本集落とする福山(ふくやま)集落はそれぞれ収容地区に指定され、同年七月にそれぞれの地区を単位とする市制が布かれた。同年八月の地区内の人口は、宜野座市一万三千人、惣慶(そけい)市一万二千人、福山(ふくやま)市一万四千人で、合計約四万人にのぼった。同年九月に地方行政緊急措置要綱に基づき市制を施行、それまでの三市域を統合して宜野座市が成立。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by