人口減少

共同通信ニュース用語解説 「人口減少」の解説

人口減少

5年ごとの国勢調査によると、総人口戦後、2度のベビーブームなどで増えていった。しかし少子化で2010年の1億2805万人をピーク減少に転じ、20年は外国人を含む速報値で1億2622万人。都道府県別で人口が増えたのは、東京圏(埼玉千葉、東京、神奈川)と、愛知滋賀、大阪、福岡、沖縄の9都府県だけだった。国立社会保障・人口問題研究所が17年に公表した推計では、出生死亡が標準的に推移した場合、65年の総人口は8808万人。

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知恵蔵 「人口減少」の解説

人口減少(ロシアの)

プーチン大統領ロシアの最大の脅威は、人口の減少と認識している。大統領は2006年5月に発表した年次教書で、ロシアでは毎年70万人ずつ人口が減少しているとして、第2子出産の場合1万ルーブル補助など人口増加の具体的対策を指示した。ロシアの人口は1993年に1億4860万人だったが、06年には1億4250万人にまで減少。出生率が死亡率を大幅に下回り、99年の出生率は1.17人だった。CIS諸国からのロシア人の流入を差し引くと減少はさらに大幅になる。特に、シベリア、極東地域での人口減は深刻で、将来的には中国や北朝鮮からの労働力受け入れを真剣に考える必要がある。人口減少の最大の原因は、経済と生活水準の悪化、医療・衛生状況の悪さ、飲酒、社会混乱などである。

(袴田茂樹 青山学院大学教授 / 2007年)

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