宝船敷く(読み)たからぶねしく

精選版 日本国語大辞典 「宝船敷く」の意味・読み・例文・類語

たからぶね【宝船】 敷(し)

  1. 吉夢を見るように、正月二日の夜(古くは節分または除夜)、宝船の絵を枕の下に敷く。《 季語新年(古くは冬) 》
    1. [初出の実例]「鬼はなしたからぶねしく夜半なりと祝ふていもが腹にこそのれ」(出典:狂歌・大団(1703)三)

宝船敷くの補助注記

「浮・日本永代蔵‐四」に「宝船(タカラフネ)を敷寝にして節分大豆(まめ)をも福は内にと」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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