宝船敷く(読み)たからぶねしく

精選版 日本国語大辞典 「宝船敷く」の意味・読み・例文・類語

たからぶね【宝船】 敷(し)

  1. 吉夢を見るように、正月二日の夜(古くは節分または除夜)、宝船の絵を枕の下に敷く。《 季語新年(古くは冬) 》
    1. [初出の実例]「鬼はなしたからぶねしく夜半なりと祝ふていもが腹にこそのれ」(出典:狂歌・大団(1703)三)

宝船敷くの補助注記

「浮・日本永代蔵‐四」に「宝船(タカラフネ)を敷寝にして節分大豆(まめ)をも福は内にと」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 狂歌 出典 実例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む