客座敷(読み)きゃくざしき

精選版 日本国語大辞典 「客座敷」の意味・読み・例文・類語

きゃく‐ざしき【客座敷】

〘名〙 来客を接待するための座敷客室客間
読本南総里見八犬伝(1814‐42)三「客房(キャクザシキ)の次の間に」

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デジタル大辞泉 「客座敷」の意味・読み・例文・類語

きゃく‐ざしき【客座敷】

来客をもてなすための座敷。客間。

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世界大百科事典(旧版)内の客座敷の言及

【客間】より

…民家においても,日常の接客はいろり端で行われたが,改まった客を接待するために,床の間のある畳敷きの部屋を設け,座敷または〈でい〉などと呼んだ。明治以後,西欧の住宅様式が日本に導入されると,一般の住宅でも西欧風の家具を置いた部屋を設け,応接間,あるいは客間と呼ぶようになり,同時に来客のときだけ使う和風の座敷も客座敷,あるいは客間と呼ぶようになった。【鈴木 充】。…

※「客座敷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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