客観描写(読み)キャッカンビョウシャ

デジタル大辞泉 「客観描写」の意味・読み・例文・類語

きゃっかん‐びょうしゃ〔キヤククワンベウシヤ〕【客観描写】

対象をあるがままに、作者主観を加えずに描き出すこと。自然主義文学で多く試みられた。

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精選版 日本国語大辞典 「客観描写」の意味・読み・例文・類語

きゃっかん‐びょうしゃ キャククヮンベウシャ【客観描写】

〘名〙 作家の主観を交えないで対象を観察し、あるがままに描写するもの。自然主義文学において多く試みられた。かっかんびょうしゃ。
※前期自然主義文学(1949)〈瀬沼茂樹〉三「荷風後年の花柳社会への沈淪を示す客観描写とともに」

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