客観描写(読み)キャッカンビョウシャ

デジタル大辞泉 「客観描写」の意味・読み・例文・類語

きゃっかん‐びょうしゃ〔キヤククワンベウシヤ〕【客観描写】

対象をあるがままに、作者主観を加えずに描き出すこと。自然主義文学で多く試みられた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「客観描写」の意味・読み・例文・類語

きゃっかん‐びょうしゃキャククヮンベウシャ【客観描写】

  1. 〘 名詞 〙 作家の主観を交えないで対象を観察し、あるがままに描写するもの。自然主義文学において多く試みられた。かっかんびょうしゃ。
    1. [初出の実例]「荷風の後年の花柳社会への沈淪を示す客観描写とともに」(出典:前期自然主義文学(1949)〈瀬沼茂樹〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android