客観的精神(読み)キャッカンテキセイシン

大辞林 第三版の解説

きゃっかんてきせいしん【客観的精神】

ヘーゲル哲学の用語。精神が歴史的・社会的な形で自己外化したもので、主観的精神と絶対的精神との中間に位する。ここでは自由になった意志が、外的には法として、内的には道徳として実現し、統一されて人倫となる。 → 絶対精神

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精選版 日本国語大辞典の解説

きゃっかんてき‐せいしん キャククヮン‥【客観的精神】

〘名〙
① ヘーゲルの用語。精神の発展段階において、主観的精神から絶対的精神へ発展するための中間段階に位置する精神。世界という実在形式をとり、また具体的には、法、道徳、習俗といった諸形態として現われる。
② 主観的な偏見、誤りを避けて、普遍的に通用するものを見ようとする基本的な考え方。「評者の客観的精神が問われる」

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