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精神哲学 せいしんてつがくphilosophy of spirit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

精神哲学
せいしんてつがく
philosophy of spirit

人間社会と文化についての哲学的考察の総称。哲学史的にはヘーゲル,B.クローチェ,O.アムランらの哲学をいう。ヘーゲルはその『エンチクロペディー』 (1817) において精神哲学を明確に示した。そこでは精神哲学は精神の自己認識であるとされ,精神の段階が主観的精神,客観的精神,絶対的精神に分けられた。絶対的精神は精神の最高段階であり,芸術,宗教,哲学の3つがあげられるが,哲学は絶対的精神の哲学の哲学つまり論理学となり,「エンチクロペディー」の起点である論理学に還り,円環をなす。そしてこの意味で真理は全体であり,精神哲学は全体の哲学であるとされる。クローチェはヘーゲルの影響を受け,現実は精神であり,したがって現実の学としての哲学は精神の学でなければならないとした。 G.ジェンティーレにも精神の一般理論が試みられている。またアムランも諸関係の結合としての絶対者が精神であるという精神哲学の立場に立っている。

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大辞林 第三版の解説

せいしんてつがく【精神哲学】

ヘーゲルの哲学体系の第三部。論理学・自然哲学と対する。自己本来の姿を取った精神が主観的(個人的意識)・客観的(法・道徳・人倫)形態を経て、絶対精神(芸術・宗教・哲学)へ高まるさまを記述する。

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