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室内庭園 しつないていえんinterior garden

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

室内庭園
しつないていえん
interior garden

室内を鉢植の草花で飾る歴史は古代にさかのぼり,ルネサンスの時代には室内に噴水を設ける例も多くみられた。しかし,自然の要素による屋内空間の積極的な戸外化がはかられるのは近代以降である。 16世紀以来の歴史をもつオランジェリー,すなわちガラスを用い冬は暖房を施して珍しい植物を守った建物は,18世紀から 19世紀にかけて一種の室内庭園的な空間としての意味をもった。また同時期のイギリスを中心に,植物園の発展や近代植物学の確立を背景として,鉄とガラスを駆使する温室建築が大躍進をとげている。現在では室内気温や給排水の調節技術の進歩に伴い,かつてない規模の室内庭園の建設が可能になっており,一般にこれをアトリウムの名で呼んでいる。 K.ローチによるニューヨークのフォード財団本部 (1968) は 11層を吹抜いて天井,壁面ともガラスで囲い,内部空間に緑を取込んだ好例である。

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