宮内善左衛門(読み)みやうち ぜんざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮内善左衛門」の解説

宮内善左衛門 みやうち-ぜんざえもん

1815-1891 幕末-明治時代の社会事業家。
文化12年4月6日生まれ。薩摩(さつま)田布施(たぶせ)郷(鹿児島県金峰町)の人。安政元年潟(かた)見廻役となり,私財を投じて薩摩半島西岸吹上(ふきあげ)浜で砂防林造成をはじめ,7年がかりで完成,近隣農村を飛砂被害からすくった。明治24年2月5日死去。77歳。名は盛長。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「宮内善左衛門」の解説

宮内善左衛門 (みやうちぜんざえもん)

生年月日:1815年4月6日
江戸時代後期;末期;明治時代の社会事業家
1891年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の宮内善左衛門の言及

【吹上浜】より

…海岸に注ぐ中小河川が後背地の山地やシラス台地を浸食して土砂を運びこみ,これが北西の季節風によって吹き上げられ,堆積して砂丘を形成する。1854年(安政1)金峰(きんぽう)町の宮内善左衛門によって植えられたのが始まりとされる砂防林の松林が茂り,白砂青松のみごとな砂丘海岸となっている。日本三大砂丘の一つで,県立自然公園に指定されている。…

※「宮内善左衛門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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