日本歴史地名大系 「宮城野村」の解説 宮城野村みやぎのむら 神奈川県:足柄下郡箱根町宮城野村[現在地名]箱根町宮城野・木賀(きが)・強羅(ごうら)・二(に)ノ平(たいら)東は明星(みようじよう)ヶ岳、村中を早(はや)川が流れ、足柄上(あしがらかみ)郡に属し、西は同郡仙石原(せんごくはら)村、南は底倉(そこくら)村と接し、底倉村内の宮(みや)ノ下(した)より御厨(みくりや)(現静岡県御殿場市)へ抜ける箱根裏街道が通る。天正一三年(一五八五)八月三日の北条家朱印状(県史三)に「宮城野留守中雖留湯候、石井京都江御用ニ付而、来十日被為上候、(中略)五日之湯治不可有相違候」とあり、当地での湯治に許しを与えている。小名木賀にある箱根七湯の木賀湯と思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by