神代杉(読み)ジンダイスギ

デジタル大辞泉 「神代杉」の意味・読み・例文・類語

じんだい‐すぎ【神代杉】

水中土中にうずもれて長い年月を経過した杉材。過去火山灰の中に埋もれたものという。青黒く、木目が細かく美しい。伊豆半島箱根京都・福井・屋久島などから掘り出され、工芸品天井板などの材料として珍重される。

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精選版 日本国語大辞典 「神代杉」の意味・読み・例文・類語

じんだい‐すぎ【神代杉】

  1. 〘 名詞 〙 水中または土中にうずもれて長年月を経過した杉材。昔、火山灰の中に埋没したものといわれている。材の色は青黒く、木目は細かく美しい。伊豆半島・箱根・京都・福井・屋久島などの地方から掘り出され、工芸品や天井板などとして用いられ、珍重されている。
    1. [初出の実例]「神代杉と称するは箱根の湖の水底より出るをいへり」(出典:和訓栞(1777‐1862))

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百科事典マイペディア 「神代杉」の意味・わかりやすい解説

神代杉【じんだいすぎ】

水中または土中に長く埋もれていた杉材。暗灰色または淡黒色となり,枯淡で雅趣に富むため,工芸品や高級家具,天井材などに使用

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