宮川洋(読み)ミヤカワ ヒロシ

20世紀日本人名事典 「宮川洋」の解説

宮川 洋
ミヤカワ ヒロシ

昭和期の電気工学者 東京大学工学部教授。



生年
昭和6(1931)年12月1日

没年
昭和60(1985)年10月18日

出生地
神奈川県横浜市

学歴〔年〕
東京大学工学部電気工学科〔昭和28年〕卒,東京大学大学院電気工学〔昭和33年〕博士課程修了

学位〔年〕
工学博士

主な受賞名〔年〕
稲田記念学術奨励金〔昭和30年〕「新しい広帯域通信方式」,電子通信学会論文賞〔昭和44年〕「固定検査点を有するComma‐free符号の構成法」,電子通信学会著述賞〔昭和45年〕「不規則信号論と動特性推定」,電気通信学会著述賞〔昭和50年〕「符号理論」,電気通信学会業績賞〔昭和54年〕「位相連続FSK方式に関する基礎研究」,テレビジョン技術振興賞著述賞〔昭和50年〕「画像エレクトロニクスの基礎」,丹羽高柳賞業績賞〔昭和50年〕「画像情報論の研究」,郵政大臣個人表彰

経歴
昭和34年東京大学工学部助教授、35年より1年間米コロンビア大学電子工学研究所客員助教授を経て、45年東大工学部教授。情報理論、符号理論、画像理論などの研究に取り組み、ニューメディア分野での草分け的存在。郵政相諮問機関、電気通信技術審議会電気通信専門委員、国鉄の通信事業懇談会座長などを務めていた。主な著書に「情報理論」「CATV時代」「符号理論」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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